読書:石持浅海 ガーディアン 普通

主人公の無くなったお父さんが娘に取り付いて、いろんな悪意や不慮の事故から娘を守るって話。
ガーディアンはそのお父さんのこと。守った後に反撃も行なうが、娘が受けるであろう衝撃の大きさで、世に言う目には目を的な仕返しをして、善悪の判断がないので始末に困る。この作家らしく、ありえない状況を作り出して、そこから論理を緻密に積み上げていくところは面白いけど、もっと面白いものを書いて欲しい。
 そういえば、目には目をってやったらやり返せって感じで思いがちだけど、同じくらいの罰を与えてそれで許そうよって意味らしい。