読書:福井晴敏 月に繭 地には果実 お勧め

タイトルからは何の本か分からないけど、これターンAガンダムのお話。アニメは観たこと無いけど、面白そうだったんで買ってみた。売れっ子作家が書いてるせいか、世界観、人物造詣などとてもよく出来ていて面白かった。
 どんな内容かというと、戦争で地球が滅んで2000年後、一部の人類は月で文明を受け継いで生き抜いており、他方、地球でも、文明を忘れた人類がやっと産業革命くらいの時代に突入しようとしていた。月の人類はみずからをムーンレイスと称しており地球に帰還することが宿願となっていた。で、いよいよ地球帰還作戦が開始されて・・・。
 地球の人類はどうにかこうにか地球を復興させてきたので生き生きとしていて強さがある、反面、ムーンレイスは別に地球を目指さなくても月で十分生きていけるので、成長も止まって、たるんだ感じになっているって感じの描写があって、今の仕事でおつきあいのある日本を代表する大企業の面々を思い出した。
 この本読んでそこ気にするのって自分でも思ったけど、今の大企業の正社員がこんなんじゃ、日本もやばいってかなり危惧をかんじる。ピンチを自分のチャンスに変えないとね。

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