長く続いたファンタジー大作もとうとう
終わってしまった。寂しい。
善悪の相対化された話が多くて辟易してたけど
この物語は絶対悪vs絶対善で何らかの解決を
目指している点では評価できるのではなかろうか。
相対主義でもそれぞれの善とかで終わるんではなくて、
協調とかコミュニケーションとか、どう解決するか
って考え抜く方向性のがいい。
若かったハリーも大人に近づき、それとともに
物語も全体的に暗い印象で、陰鬱な内容になってる。
ダンブルドア校長の考えや、スネイプ先生の過去、
ハリー本人の秘密が全て明かされる。ヴォルデモートも
配下をたくさん集めて、一気に勝負をかける。
魔法のビジュアルエフェクトは凄くて、
ホグワーツ魔法学校にバリアを貼るシーンや
バリアが破れるシーンも壮大だった。
面白かった。
しかし、ヴォルデモート人を見る目なさ過ぎ、
あれだけ部下がいるのに、結局負けてしまうとは。
会社も人集めるときはどこに向かうは大事だけど、
誰を乗せるかがとても大事と聞いたことがある。
その時点でヴォルデモートの負けは決まったようなもの。
それにヴォルデモートの恐怖支配は、三国志で言うと董卓
みたいなもので、社長の人心掌握も点でダメダメ。
物語全体として、ちょっとしたミステリーじたて
の青春ファンタジーで面白かった。
続きでないかな。
うーん、映画ってほんと癒される。