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映画『スリー・ビルボード』100点

ミズーリ州の田舎町で娘がレイプされ殺された母親が、なんとか事件を解決しようとして
三つの巨大なビルボードに広告を出すとこから話が始まる。

現代アメリカの南部の田舎の閉鎖的な街を舞台に、
主人公の1人である母親ミルドレッドの悲しみ、怒り、愛情が表現されていく。

先が読めない展開で、とても面白い。

LA LA LAND 100点

これはとても楽しんで観れた。
ミュージカルとそうじゃない部分がうまく融合して違和感なく観れた。

映像も原色を沢山使ってカラフルに楽しい感じ。

ライアン・ゴスリングはかっこいいし、エマ・ストーンも綺麗だし
二人とも演技上手。

凄い泣いた。

生きうつしのプリマ 90点

これは面白かった。
実話らしいけど。

死んだ奥さんにそっくりな人物をネットで見つけた父が
その娘にドイツからアメリカまで会いに行かせるところから始まる。

他人の空似なのか、誰なのかが徐々に分かって来て
似てる人、似てる人の痴ほう症の母、娘、死んだお母さん、父の兄などを絡めて
話が展開していく。

お勧め。

『ムーンライト』100点

麻薬、ゲイ、貧困などアメリカ黒人社会の現在を背景に
一人の少年の居場所探しの様な話。
子供から少年、大人になるんだけど。

映像が斬新で、美しく、余韻を残す感じで終わる。

『LA LA LAND』を押しのけて作品賞なのもうなずける。

映画 『パッセンジャー』80点

SFにラブロマンス??って思ってどうかなとおもってたけど
そんな単純でもいたずらに複雑でもなく
分かりやすいストーリ、感情移入しやすい主人公
ジェニファー・ローレンスのうまい演技と
予想以上にちゃんとした映画で面白かった。
ローレンス・フィッシュバーンもふけたね。

監督はノルウェーのモルテン・ティルドウムで、
『ヘッドハンター』や『イミテーションゲーム』撮ってる監督。
どっちもお勧め。

バッドエンドの方がさらにリアリティあってよかったけど。
限られた状況の中で、限界まで怒り苦しんで、
最終的に前向きに生きていこうとする人間の姿は良かった。

レイトにも関わらず、カップルも多くて
俺も好きなあの子のことを考えながら見てしまった。

映画 『エリザのために』90点

おそらくKBCシネマで『4ヶ月、3週と2日』を観て、面白かったなと
記憶してた。

その監督のクリスティアン・ムンジウの作品。

ルーマニアの出身で、この映画もルーマニアの街を舞台にした話。

民主化に失敗して、コネと腐敗がはびこる社会に何とかして
娘の将来をいいものにしたいと奔走する父親の話。
その過程で、ルーマニアの現実が描かれる。

最後は希望らしきものを残して終わる。

ルーマニアの由来はローマ人の国って意味らしい。

映画 『女神は二度微笑む』 70点

女神は二度微笑む

歌って踊らないインド映画

最近の、ボリウッド映画は突然踊りだしたり、歌い出したりしない映画も増えてきて敬遠してた人にも見やすいものも多くなってる。

この『女神は二度微笑む』もハリウッド事件解決バディもののような内容。
オープニングでかかる音楽も、チャララ、チャララ、チャラ♪みたいなMIを彷彿とさせる。
最初、地下鉄でサリン事件のような毒ガス事件で幕を開け、その二年後、ロンドンから夫を探しにカルカッタへ妊婦が降り立つところから話が始まる。

少しあらすじ

妊婦は地元の警察の若い巡査みたいな人の手を借りて夫探しを始める。
夫の職場や出身校、おじさんの家に赴くが、職場にも、学校にもなんの痕跡もなく、おじさんも実在しない、ほんとに実在したのか危ぶまれるが、夫に似た人の痕跡を関係者に思い出させ書類を入手しようとし事件に巻き込まれていく。
見ていて妊婦なのにあんなに動いて大丈夫なのか?不安になるが色んな行動が後で伏線と分かる。油断して見てたので、マジカ!って思いました。

最後に

あっと驚く展開が用意されてます。

さらに

主人公の女性がものすごく美人

映画『ラストナイツ』30点

演技よし、映像よし、俳優すごい!が、脚本が好かん。
キャナルで観たのに観客は5人くらいだった。
モーガン・フリーマンは、一地方を預かる領主である、その責任は常人には計り知れないほど重い。なのに自分だけの思いで突っ走ってしまう、最初からとっても興ざめだった。それに悪いのは皇帝なのに、クライブ・オーウェン扮するライデンはそこまで殺ろうとしないのだろうか。
忠臣蔵をベースにするなら、もう少しマシな脚本にしてほしいとこだ。少なくとも事実だし、対面を重んじるという文化的背景があってのものである。
タイトルはハリウッドでの制作の終わりも意味しているのかもしれない・・・。