読書:真保裕一 繋がれた明日 お勧め

統計上は昔と比べて凶悪な犯罪は減ってるらしいけど、マスコミには悲惨な事件がけっこう取り上げられている。日本では被害者より加害者の方が手厚く保護されるシステムになっているそうで、それに対する意見も多々耳にするようになった。確かに被害者の方が保護されないのは考え直して欲しいが、実際加害者のその後はどうなのか。この本は小説だけど、犯罪(殺人)の加害者がどのような目にあっていくのか、その家族がどのように巻き込まれていくのかを描いている。
 主人公はまだ十代のころ、軽はずみな行動に出て人を殺してしまう。出所後様々な目にあい悲惨だが、やはり被害者、加害者の家族がとても可哀相に思える。
 軽はずみなことで過ちを犯してしまったら悔やんでも悔やみきれないだろうな。

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