読書:今野敏 琉球空手、ばか一代 お勧め(^_^)v

自伝的エッセイ。
「隠蔽捜査」でやっとブレイクした今野敏。
この人は空手の団体も主催していて、子供の頃からどうやって、空手の道に入ってきたのかを
おもしろおかしく、または真面目に語っている。

今流行の空手の型には説明できない物が沢山ある。
それらを沖縄など空手の発祥地の文化、歴史を理解していくことで、説明していく下りが興味を引かれた。

読書:平山瑞穂 「プロトコル」

文字を記憶することや、文字の羅列のなかから規則性を発見することに天才的な
能力を持ってるOLが、その能力のせいで、知らず知らずに、社内の派閥抗争に巻き込まれるって話。

心を病んでいる元恋人や、変わり者の父親、今風のギャルだけど本当は複雑な気持ちを持ってる妹
など登場人物は多彩なようでいて偏ってる。

タイトル「プロトコル」は共通規約を持たない人とは理解し合えない
みたいなところで使用されている。
大仰だ(^_^;)

読書:今野敏 「山嵐」 お勧め^^

明治時代の講道館柔道の四天王、西郷四郎の半生を描いた物語。

西郷四郎しか使えなかった、「山嵐」って言う幻の技を扱った漫画は多々あるけど、
実際に西郷四郎がどのように生きたかはほとんど知らなかった。

講道館を出奔し、大陸に渡ったり、八極拳の李書文と戦ったり、と
現代では考えられないような凄絶な生き方をしていて、かなり驚いた。